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危険物の運搬について

危険物を海外や国内に輸送するにはun マークの付いた危険物容器に収納する必要があります。

危険物容器とは

国際間における危険物の安全運送のために、国連が危険物運送の基本要件を定めた「国連危険物輸送勧告」より船舶で輸送する 場合は、検査を受けたunマークを有する表示が付されている容器及び包装のことを言います。

unマークの概要

※ un:United Nations(国際連合)の略

unマークは国連の危険物専門家会議により作成された勧告に基づいて、国際海事機関の海上安全委員会の合意により危険物船舶運送及び貯蔵規則が改正され、危険物を収納して輸送する容器及び包装は原則としてunマークを表示したものでなければ輸送が出来なくなりました。

なお、unマークを表示した危険物容器は国際的に認められたマークで、この容器に収納した危険物の輸送は、世界の船舶、航空、陸上全ての輸送機関に原則として通用します。

危険物とは

□国連の危険物輸送専門家委員会より「国連危険物輸送勧告」において危険物を定められています。

□「船舶による危険物の運送基準を定める告示」(昭和54年運輸省告示第549号、以下「危規則」という)に定められている危険物を指します。
4桁の国連番号が付けられています。(例:アセトン 国連番号1090)

□消防法では火災、爆発危険の観点から危険物を定めています。

□経済産業省では高圧ガス、厚生労働省では毒性危険物を指します。

危険物を調べるには

■国連番号より調べます
国連番号とは国連勧告の危険物リストに示されている4桁の番号をいいます。この番号をもとに国連オレンジブック中に危険物リスト(約3,000 品目)が掲載されていますので、これより危険物に対しての「容器等級」等を調べます。

■「危規則」の告示に定められている具体的な危険物の品名より調べます。
「危規則第2条」で危険物の定義が定められ、「船舶による危険物の運送基準を定める告示」で具体的な危険物の品名に対する「容器等級」、「容器」、「包装の種類」、「容器要件」、「積載方法」等の輸送に必要な事項が定められています。

■MSDS(製品安全データシート)
このシートには化学物質の性状及び取扱いに関する情報が記載されています。
このデータシートは化学物質を他の事業者に譲渡又は提供する際には事前に提供することを義務付けられています。

■危険物製造メーカーに問い合わせます
危険物を製造する際に国連番号を取得または確認しています。この際に輸送に必要な事項も調べられています。

危険物の運搬容器
輸送ルート 陸上輸送 海上輸送 航空輸送
関連法規 消防法 船舶安全法 航空法
承認・確認機関 危険物保安技術協会(KHK)
又はドラム缶工業会
(財)日本舶用品協会(HK)
unマーク表示
検査実施機関 危険物保安技術協会
ラム缶工業会
(社)日本船舶品質管理協会

■該当容器
弊社取扱製品:UN規格認定小型ボトルUN規格認定へルールトップボトル
※UN規格認定ボトル以外の容器は、危険物運搬容器として対応しておりません。別途、特別生産品として承ります。

Vol7.ステンレス容器カタログ
PDF版のダウンロードもできます