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ステンレス容器の表面仕上げ|バフ研磨と電解研磨の違いと選び方

バフ研磨および電解研磨によるステンレス容器の表面仕上げ

ステンレス容器の表面仕上げとは

ステンレス容器の表面仕上げは、外観だけでなく、洗浄性や残留性、さらには製品品質にも大きく影響する重要な要素です。
用途に応じて適切な仕上げを選定することで、プロセスの安定性と衛生性を高めることができます。
三広アステックのステンレス容器では、標準仕上げとしてバフ研磨を採用しています。
バフ研磨とは、麻や綿布などの柔軟性のある素材に研磨材を塗布した回転体(バフ)で、金属表面を機械的に研磨する方法です。
主に平滑面や光沢面、つや消し面を得ることを目的としており、用途に応じて仕上げの粗さを選択することが可能です。
当社で一般的に使用されるバフ研磨の仕上げは以下の通りです。

バフ研磨の仕上げ種類

#240バフ研磨
外観の光沢を重視しない用途に適した仕上げです。

#320バフ研磨(標準)
素材のBA仕上げと同等レベルの表面状態で、バランスの良い標準仕様です。

#400バフ研磨
より高い光沢を求める場合に選定される仕上げです。

さらに、より高い洗浄性やサニタリー性が求められる場合には、電解研磨や各種コーティング処理にも対応しています。
電解研磨は、電気化学的な作用によって金属表面の微細な凹凸を除去し、非常に滑らかな表面を得る方法です。
これにより、液体や粉体の付着を抑え、洗浄性を大幅に向上させることができます。
また、用途によってはフッ素樹脂コーティングなどの表面処理を施すことで、非粘着性や耐薬品性を向上させることも可能です。
表面仕上げは単なる見た目の違いではなく、内容物の付着性や残留性、洗浄のしやすさに直結する重要な設計要素です。
そのため、使用する原料や製造プロセスの条件に応じて、最適な仕上げを選定することが重要となります。
三広アステックでは、こうした条件を踏まえ、容器の構造だけでなく表面仕上げを含めた総合的な設計提案を行っています。
用途に応じた最適な仕様をご提案することで、品質向上と作業効率の改善に貢献しています。

表面仕上げの違いによる影響

項目 バフ研磨 電解研磨
表面状態 機械研磨による平滑面 微細凹凸を除去した超平滑面
洗浄性 良好 非常に高い
付着性 一般用途向け 付着低減(平滑化による)
外観 光沢あり(選択可) 均一で美しい光沢
主な用途 一般製造用途 医薬・高純度用途

※非粘着性が求められる場合は、フッ素樹脂コーティングなどの表面処理が有効です。

表面仕上げは、見た目ではなく機能に直結する設計要素であり、用途に応じた適切な選定が求められます。

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