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円筒容器に竪型攪拌機(中速・低粘度用)を取り付ける場合、その取付位置によって攪拌効率が大きく変わってきます。
主な取付位置は(1)中心取付、(2)偏心取付、(3)中心取付+バッフル(通称:邪魔板)です。
(3)のバッフルは容器に溶接取付するのが一般的ですが、三広アステックでは、容器の蓋に取り付けられたヘルールにクランプ接続するサニタリー型バッフルをご提案しています。サニタリーバッフルは、攪拌機と組み合わせて上下還流と乱流を促し、攪拌効率を向上させる通称:邪魔板です。
蓋に取り付けられたヘルールにクランプ接続するサニタリータイプなので、従来の容器内面に溶接取付するタイプに比べ洗浄性が大幅に向上されます。
また、シャフトを斜めに取り付ける可搬式攪拌機は、竪型攪拌機の偏心取付と同じ効果をもちバッフル付と同じ効果をもたらす。この場合、特別な攪拌条件を除き、バッフルを使用しない方が攪拌効率がよい。
(1)中心取付
攪拌翼を中心に同心円的な渦巻流動が大きくなる。いわゆる供回りの状態で上下循環流がなく攪拌効果は良くない。固体と液体の混合では粒子が偏在・沈積する。
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(2)偏心取付
低粘度物の攪拌では、乱流状態となり容器に対して同心円的な流れではなくなりバッフル付容器と同等の攪拌効果が期待できる。
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(3)中心取付+バッフル(通称:邪魔板)
バッフルによって同心円的な渦巻流動が抑制され、容器内は上下循環及び乱流状態となる。そのため、攪拌効果は大きくなる。反面、バッフルの形状や大きさ等の条件によって動力部への負荷が大ききなることがある。
(4)可搬式攪拌機
シャフトを斜めに取り付ける可搬式攪拌機は、竪型攪拌機の偏心取付と同じ効果をもちバッフル付と同じ効果をもたらす。この場合、特別な攪拌条件を除き、バッフルを使用しない方が攪拌効率がよい。
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