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Surface finishing & marking

表面処理・マーキング

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不動態化処理 PAS11 Surface finishing & marking

表面処理・マーキング

カスタムサニタリー継手の不動態化処理

ステンレス容器をはじめ、カスタムサニタリー継手等に不動態化処理をすることができます。
製品の最終仕上げに不動態化処理を行うことで耐食性を向上させます。
不動態化処理によりサビに強く美しい製品を維持することが出来ます。

■ 不動態化処理について

1.不動態被膜とは

不動態皮膜は、ステンレスに含まれているクロムと空気中の酸素が結合してステンレスの表層部にできるごく薄い皮膜です。
クロムリッチといわれる表層部の皮膜がステンレス表面の腐食を防いでいます。
逆にステンレスでも表層の不働態被膜が脆弱な状態になると腐食、いわゆるサビの原因となります。

2.不動態化処理とは

不動態化処理とは別名パシベート処理、パシベーション処理等といわれます。
ステンレスの表層部に不動態皮膜を形成する処理です。
不動態化処理によって、ステンレスが本来持っている不動態皮膜を形成し直したり、更に強固にすることが可能です。

3.不動態化処理の方法

不動態化処理はいくつかの処理方法がありますが、弊社では浸漬処理が主な方法になります。
処理液に浸漬することで製品の表層に不動態皮膜を形成します。

●不動態化処理の工程パターン
1.バフ研磨+電解研磨+不動態化処理
2.バフ研磨+不動態化処理
3.機械加工品+不動態化処理

4.不動態化処理の特徴

不動態化処理によって製品の耐食性を向上させます。
また、バフ研磨や電解研磨のように処理後の外観(光沢)や寸法、硬度に変化がありません。
製品形状にとらわれず、サニタリー配管やボトル類の処理に適しています。
対応可能のサイズ等ついては営業担当にご相談下さい。

■ 不動態化処理と電解研磨の比較

処理方法 処理後の外観

耐食性

ヤケ取り効果 寸法変化
不動態化 変わらず × なし
電解研磨 光沢が増す 数μm

■価格について

・不動態化処理の価格は、都度お見積です。

・不動態化処理仕様の特注容器等は、容器価格と合算してお見積いたします。

■納期について

・在庫容器に不動態化処理をする場合は、約2週間です。

■販売価格と納期につきまして、詳しくはお問合せください。

Vol7.ステンレス容器カタログ
PDF版のダウンロードもできます